キャットフィッシュ
最後に、北欧の味について書きます。
ヨーロッパに行くと、いつもノックアウトされるのが、
ハムとパンです。あとサラミ。
ヨーロッパで食べると、、
なんであんなに美味しいんでしょうかね?
やっぱり、パン文化なんですよね。
日本人には、米とみそ汁があります。
お互い、いくら真似しても、
50年くらいじゃ、真似出来ません。
有史以来の、気高い文化の味です。
3食とも、バゲットとハムとチーズを
食べたくなる誘惑を振り払い、
昼と夜は、レストランを念入りに調べ、
ちゃんと食事をしました。
フィンランドでは、トナカイを食べました。
煮込んだトナカイや、
ベリーのソースがかかったトナカイを食べましたが、
どれも、動物の味がしました。
もう、十分です。
ベルゲンは、干だらの取引で栄えた街です。
干だらのトマト煮込みなど食べましたが、
塩からかったです。
鮭やニシン、海老のグリルは、
期待通りの美味しさでした。
ソースもハズレがなかったです。
スープやブイヤベースも、
辛すぎず、美味しかったです。
素材の良さが、余裕の美味しさになるのでしょう。
中でも絶品だったのが、
キャットフィッシュです。
「キャットフィッシュって何だっけ?あんこうだっけ?」
と、注文しました。
食べると、白身がふわっふわです。
あまりの美味しさに、会話もなくなり、
ビールも飲めませんでした。
いや〜、人って、美味しすぎると、
イッキ食いするんですよ。
うんちくを垂れているときは、
普通の美味しさ、ということです。
あまりのおいしさに、
「キャットフィッシュって、フグだね。」
という結論に至りました。
帰って調べると、まさかの、
「ナマズ」でした。
その後、いろんな人に聞くと、
「ナマズは美味しい」と、皆、言います。
機会があれば、ぜひ食べてみてください。
でもきっと、
ベルゲンのエンヨーニンゲンのキャットフィッシュが、
世界一うまいです。
まあそんな、北欧の旅でした。
行ってみて、北欧がパリより好き、
とはなりませんでしたが、
見聞を広め、十分に楽しんで来ました。
= おしまい=